たまには釣りでも(リアル)
ゲームで目的の魚が釣れなくてしばらく失踪していたまんたそです。お久しぶりです。
なんとなく釣りに行きたいなーと思い10年ぶりくらいの釣りに友人I氏と行きました。
(ちなみに私の釣りの経験は小さい頃からハゼはよく釣ったって程度。I氏は海釣りは数回程度の経験。)
目的は大潮の日にてきとーに糸をたらし、でかくなったハゼとかカレイとかその他もろもろが釣れたら良いな~と相変わらずのノープランで釣りに行きました。
釣り場は長浦港。深めの港で季節とポイントを変えると色々な魚が釣れるお気に入りの釣り場です。
糸をたらしたのが10時頃。I氏は飲み会の次の日ですししゃーない。さすがに5時からとか連れまわしたらかわいそうである。
30分ほどしたら、あ!なんか掛かったとI氏が仕掛けを上げると小あじがつれました。
これで久々の釣りでの坊主は無くなったのでありがたい話です。
この友人I氏は不思議なものを釣る事が多くいつも私が用意したハゼ仕掛けを使ってるにも関わらず多種の外道を釣った実績がある。今までにイカ、タコまで釣ったことがあり不思議な運を持ってる気がする。
そして、さらに数十分後二人で置き竿にしてしゃべくっているとだ・・・
I氏の置き竿がガタンと動く
?!
(竿が動くような大物は私たちは狙ってない)
I氏が竿を持つともう竿を立てることすらできない。ものすごくしなっており内心
「あかん、ハリスが絶対もたない。上がらないやろこれ」
と思っていた。
それにしてもI氏の竿には何が掛かったのか?
「なんかすごいゆっくりしか動かない。」
「すごい重い。」
と、言いつつゆっくりと寄せていた。
横から見てても動いているのが判るし魚のようではあるがどうも動きが鈍い。
I氏が慎重に寄せそして魚影を確認!
(大物の魚影って良いものだとおもた。)
でけえ!!!!
50cm前後あるじゃねーか!
しかも!
サメじゃねーか!
(なお後々画像検索したところ背中斑点と赤茶の魚体からおそらくホシザメだったと思われる。)
ここで食指が動く魚であれば、タモを借りてくるからちょっと待ってろと言ったところですが、持ち帰るのも捌くのも食べるのも大変そうなサメではもうしゃーないので無理やり上げて切れたら切れたでええやん!
(なお更に後々調べたところホシザメは一応食えるらしい)
てことで、あげてみようと試すとだ。
ちょっとお腹が見える程度にうねっただけであっさりハリスが切れて海へ帰っていきました。
(そらそうよ。普通ハリス1号未満であれは無理だ。)
でも、大物の魚影だけで本当に心が躍りました。ありがとうホシザメ。
とんでもない大物との遭遇に大笑いしテンション高くさらに釣りを続けると・・・
私の置き竿がガタンと横に少し動いた。
(え?また?)
!?
竿を立てると結構引きが強い。
あきらかにハゼじゃねーし!何かかってんだこれ!と
慎重に上げるとナイスサイズの見知らぬ魚が掛かっていた。
(上は小アジさん、下が謎の魚)
20cm前後あって棘が3本、なんかきらびやかな色してるけどナニコレ?
ウマズラハギに似てるけどこんな綺麗な色してなかったような・・・
・でけえ刺が3本も生えてる!
・フグの仲間っぽいし食えるか怪しい!
・べとべとがはんぱない!
・下の刺で陸に立つぞこいつ!!
・表面がヤスリみたいで硬い!
久々の釣りで個性たっぷりな獲物にかなり心おどりました。
後々調べたところこの謎の魚の名前は「ギマ」
カワハギの仲間でとても美味い魚のようです。
10年前ほどから長浦港でも釣れ始めた新参者らしい。
(どうりで釣ったことがないはずだ。)
シロギス釣りの外道としてよく掛かるらしい。
その後、ひたすらギマだけが釣れる。
1時間おきくらいギマが掛かり、17時まで釣れて6匹の20cm前後のギマが釣れました。
(いくら大潮とはいえずっと釣れるとかすごい)
この日はきっと海の中はギマだらけだったんだろうなと思う。
海をじっと眺めてると何回か泳いでるギマが確認できるほどでした。
また、よく餌が取られたので彼らに食われてたんだろうなぁ・・・と思った。
(カワハギの仲間は総じて餌取り名人)
何か違う魚の群れも見えたのでサビキを出してI氏がシャクっていたら小アジがさらに1匹かかりました。
サビキ釣りはI氏は初めてだったので嬉しそうでなによりであった。
獲物がかかるがやはり一番ですね。
17時を過ぎるといよいよ暗く仕掛けも餌も見えなくなるのでそろそろ帰ろうかなと思ったら最後に25cmくらいのアナゴが掛かりました。イイカンジ!
釣果
小アジ 2匹
ギマ 6匹
アナゴ 1匹
おい、ハゼとかカレイはどこいったよ?って結果ですが満足。とても楽しかった。
ギマがあれほど釣れるし引きも良いなら次はカワハギ用の仕掛けで釣っても良いかなと思いました。餌だけ取られる割合はぐっと減るだろうし。
魚は捌いたのですがギマは手間がかかったのでメモ
・ぬめりがスゴイのでまずは流しではなく風呂場のようなところで豪快にタワシなどを使ってぬめりを落とす。小さい流しだとぬめりで詰まる。
・皮がかなり硬くて剥ぐ際も硬くヤスリのような表面に手をやられるので軍手とペンチがあると楽
・刺がかなり丈夫ででかいので慣れない内は注意。
上下のヒレ、口、尻尾を出刃包丁で落とし、頭の後ろのやわらかくなってるところから刃を入れて背骨を断ち切り体を割るように捌くと良い感じでした。
正直、途中から牡蠣とか貝類をあけてる気持ちになってきた。
慣れないとかなり苦労します。たった6匹のギマに2時間は格闘してたと思います。
ギマで寿司とか作っちゃう職人さんはすげえなとおもた。(小並感)
でも刺身も煮付けもデカイ肝もとても美味しかったので苦労の甲斐はありました。
こいつ美味いっす。
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